破滅への結束

□case16 危険
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《突入前日》

「“明日、家に。参加する人は必ず来ること。”って書いたけど……思ったより少ないな。」
コナンが呟いた。


「まあ、大人数じゃないからな。」
「大人数の会議でも十人いかないから、全員でこれだと……ある意味圧巻ね。」
昴の言葉にジョディが呟いた。


「えっと……」
コナンが話し出そうとしたが、状況が許さなかった。


「極限にここは何処だー!!」
了平が来たことの無い部屋(と言うか家)に辺りを見渡しながら、いつもの大声で聞いた。


「うるせー芝生頭!!」
「何だと、タコヘッド!!」
「二人とも五月蝿いんや!!一回黙れ!!」
口論が始まった二人を、同じ熱血大声キャラの平次が一喝。


「ボス……怖い。」
「ハハ……気にしなくて良いよ。」
その大声に驚くクロームに落ち着かせる綱吉。


「………子供ね。」
それを遠くから見ている哀。


「……………ジョディ先生、昴さん…耳を塞いでもらって良いですか?」
コナンが蝶ネクタイを取り出しながら言った。


「え?」
「?ああ……」
二人は納得してなかったが長年の感か、すぐに耳を塞いだ。


「すぅー……」
コナンが息を吸う。
哀はそれを見て、耳を塞いだ。


「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!」


「「「「「ギャアァァァァア!!!!」」」」」


コナンの大声の後は悲鳴が木霊したそうだ。








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