破滅への結束

□case 4 追及
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「貴方達は一般人なのか?」
空気が固まった。


「(どうする?獄寺君!?)」

「(え!?えっと……)」

事態は急を要するが、二人共フリーズしている。


「……しらばっくれても無駄だぜ…?俺にはもう解っちまってんだ……」

「(……っ!!さっきとは別人!?)」

コナンの変貌振りに綱吉は目を見張った。


「切っ掛けは、さっきの爆音に驚かなかったことだよ……誰もが驚くものなのに、何故か驚かなかった……最初は二人共肝が据わっていると思っていたんだけど、探偵バッチが鳴ったときの反応は驚いたよ……ツナ兄さんがすごく驚いていたからね……」

「!!(鋭いっ……!!にしてもこの子…何か……さっきまで溜め込んでたものが…消えた?)」

綱吉が不思議がりながらも、追及される。


「なら、立つ推論は只一つ……“爆音に慣れていた”と言うことだけだ。」

「(………ポイズンクッキング<毒料理>には突っ込まないんだ。)」

綱吉が問い詰められているのも忘れて、突っ込んだ。

「それは……」

「!!」

コナンの顔がピクリとした。


「君が……怪しいと思っていたのは俺もだよ。」

「!!」

コナンはハッとした。


「何で爆発音を聞いて泣かなかったの?
何であんなに頭が切れたの?
慌てないで俺たちをリードできたの?
……教えてくれるかな?」
綱吉は次々と質問を繰り出した。


「…それは…居候先のおじさんが探偵だから…」

「それだけ?」

コナンのあやふやな答えに綱吉は問い詰める。


「……答えてくれたら、俺の……俺達の事を言うから。」

「なっ……十代目!!」

綱吉の発言に獄寺が止めた。




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