あきらめない
□陸
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『流石に許嫁は勘弁してよ……
まずお互いの意思を尊重した上でお互いの意見の交換をした上で、適正かどうかを吟味した後にしないと……』
「面倒くさい」
でた。
面倒くさがりや。
いった自分もめんどくさいよ。
『それじゃ……ぬらりひょんさん』
そうとしか言えない。
「“おじいちゃん”と呼びなさ――」
『却下。いい年なんだよ?それにあなたはお偉いさんなの。呼べないよ。失礼します。』
私は思いっきり襖を閉めた。
空気が―――暗い。
暗すぎる。
………そうだ。
『ぬらりひょんさん!!
ちょっと付き合って!!』
「なっ……何じゃ!?」
私はぬらりひょんさんを連れ出して、ある場所に向かった。
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