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□神楽と海常
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「神楽っちー!おはよーっス」
学校にきて教室に入って、さぁ早弁しようと思ったら誰かに声を掛けらた。誰かは振り向かなくても分かる。
「しっしっあっち行けヨ黄瀬犬」
箸を口に加えて手で払う。
「そんなぁ〜ひどいっスよー」
追い払ったにも関わらず抱き付いてくる駄犬。
「わ、分かったから離すアル涼ちゃん」
女の視線が痛い。
「はよっス!神楽っち!!」
「はいはい、おはヨー」
ようやく離してくれたと思ったら、私の前の席に腰掛けてコッチを向いてくる。
落ち着いて食べれないアル。
「てか、聞いて下さいよ神楽っち!この間黒子っち達と練習試合するって言ったっスよね」
「うん言ってたネ確か昨日だったんダロ」
「結果知りたいっスか?」
「結果知ってるアル」
「えー!?何でなんスかー!?」
明らかにシュンとしてしまった涼ちゃん
「いや、実はネ。昨日たまたま学校の前通ったとき…」
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「帰んぞ真ちゃん」
「分かっている」
コンビニに寄った帰り、たまたま学校の近くを通ったら、チャリアカーに跨る少年とチャリアカーに乗り込む緑頭に出会った。
緑頭の方は私の知り合いにすっごく似ている。
「………」
「ん?」
2人を凝視していたら片方が私に気付いた
「どうしたのだよ、高………神楽!?」
「あ、やっぱり真太郎アル」
「なになに真ちゃん!この別嬪さんと知り合い!?」
「黙れ高尾」
「何で真太郎がここにいるアルか?」
「今日誠凛対海常の練習試合があったのだよ」
あ〜確か涼ちゃんがそんなこと言ってた気がする。
「真ちゃんが元同中どうしの試合が見たいってうるさくてよー」
「い、言ってないのだよそんなこと!!」
これは絶対言ったな。相変わらずのツンデレ具合アル。
「涼ちゃん、勝ったアルカ?」
「涼ちゃんってあの、黄瀬のこと!?ギャハハハハ!!何それウケる!!」
どこがそんなにツボに入ったのか分からない。
「コイツは気にしなくていい」
真太郎が呆れて高尾?くんを見る
「勝ったのは誠凛なのだよ。まぁどっちが勝っても不快な試合だったがな」
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