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□この気持ちは何?
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私の最近の悩みの種は…
「沖田くーん!おはよ」
机に伏せて寝ている沖田に駆け寄る、ツインテールの女の子。
うららちゃんだ。
沖田は顔を上げて軽く挨拶をする
うららちゃんは嬉しそうに笑った
胸のあたりがモヤモヤする
この気持ちは何?
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「おい、チャイナ。何ボケッとしてんでィ」
「うるさいアル。神楽様はお悩み中ネ」
「へぇー。ゴリラにも悩みがあったんですねィ」
誰のせいで悩んでると思ってんだヨ。
あれ?私コイツのことで悩んでる?
違う違う。私はうららちゃんの事で悩んでるアル。
「そんなことより、部活行こうぜ。マネージャーが遅刻していいのかィ」
「あっもう放課後だったアル!!急がなきゃ。っていうか、お前今日は部活でるのカ?」
「これでも一応エースですから」
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「遅れてすいませんヨ〜」
私は武道場の扉を開け、沖田と中に入る。
「おーい遅ぇぞお前ら」
顧問の銀ちゃんが私達に手招きをする。
仕方なく私達は銀ちゃんのもとに駆け寄った。
すると…
「うらら…ちゃん?」
私は一瞬、体が硬直してしまった。
「今日から神楽と一緒に剣道部のマネージャーをすることになったから〜」
「よろしく!沖田くん、あっ、あと神楽ちゃんも。」
普通私に先によろしくっていうダロ。
「あぁよろしく。うららちゃん」
うららちゃん?
私のことはチャイナって呼ぶのに…