short2
□半日の恋
1ページ/3ページ
※オリキャラ視点
「相沢 鈴です!よろしくお願いします」
私は今日、銀魂高校に転入してきた。
「え〜相沢さんは、銀魂高校の隣り町にある高校に通っていましたが、教師殴って退学したそうだ」
なんなの、この担任。
まぁ事実だけど…
みんなの前で言ったら引かれちゃう。
「教師殴っただけで退学ですか?」
地味な眼鏡くん発見!
面白いな〜このクラス。
「そうだぞーお前ら銀魂高校で良かったな。お前らしょっちゅう教師フルボッコにするからな」
噂には聞かないけど銀魂高校ってヤンキー校かな?!
ちなみに私は世間的にヤンキーと言われる部類に入る。
「じゃあお前はあの栗色頭の後ろの席な」
私はその席へ向かう。
すると斜め右前の子が話し掛けてきた。
「私、神楽アル。よろしく」
瓶底眼鏡…
如何にも真面目ちゃんだ。
私の苦手なタイプ…
「う、うん。よろしく」
神楽ちゃんはニコッと笑って前を向いた。
ところで、私の右隣の席が空いてるんだけど…
誰だろう…
****
―休み時間―
私は質問ぜめにあった
「鈴ちゃんって彼氏いるの?」
ポニーテールをした志村妙という子が聞いてきた。
「彼氏…いないけど」
「意外アル。可愛いのにネ」
「そんな、私なんか可愛くないよ」
ダルイ…
女友達はウザイから嫌い。
だから前の学校では女友達はいなかった。
「ところで、私の隣は誰?」
「そこはね、高杉くんって人の席。ヤンキーだからたまにしか学校にこないわ」
ヤンキーか…
友達になれそう。
「私、高杉くん探してきていいかな」
そういって私は教室を抜け出した
****
「大丈夫かしら鈴ちゃん」
お妙は鈴の後ろ姿を見ながら呟いた
「あの子もヤンキーアルか?だったら大丈夫だと思うヨ」