short2
□春がきて...
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高校2年生の春、私は人生で初めての告白をした。
相手は隣のクラスの沖田総悟。
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「沖田くん、好きアル。私と付き合ってください」
「ハァー?テメェみたいなダサイ女、興味ないんで。今時グルグル眼鏡とかありえねー…つーか、あんた誰?」
―――――――
私はあの言葉を聞いた瞬間、一気に沖田総悟のことが嫌いになった。
あれから、悔しくて悔しくて必死になって変わろとした。いつか見返してやろうと誓った。
髪の毛をおろして、眼鏡を外し、スカートをめちゃくちゃ短くした。
そんな私はびっくりするぐらいモテる。特に不良共からのアタックがすごい。
私はたくさんの人と付き合った。
沖田総悟は私を振ったことを後悔してるだろうか...
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そんなモテ期が到来した私もついに高校3年生になる。
今日、クラス替えの発表がある
お願いアル神様〜
沖田総悟とだけは絶対なりませんように!!!
私はクラスが掲示されている場所へ向かう。
えーっと…
あっ私Z組アル!!!
「ゲッ俺土方さんと同じZ組でさァ…」
この声は…
恐る恐る後ろを振り返ると、そこにいたのは、やはり…
沖田総悟…。
最悪ネ。
こいつと同じクラスなんて
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