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□流れ星
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ここは地球。
天気は晴れ。
そんな日に傘をさして歩く者が2人
「阿伏兎ーやっぱり地球のごはんはおいしいネ」
「団長〜それ言ったの何回目だ!?このすっとこどっこい
それにしても暑い。オッサンにはキツいんだよな」
「よし、もう一軒いこー」
「ハァーったく」
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―宿屋―
「そういえば阿伏兎、俺たち何で地球にきたんだっけ」
神威は窓のそばに腰掛け、今日1日疑問だったことを聞いた
「だーからー、仕事だって言ってんじゃねーか!すっとこどっこい!!」
「ふーん。
あっ流れ星だ」
「流れ星?なんすかそれ」
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「兄ちゃん兄ちゃん」
「どうしたの?神楽」
「流れ星みたいアル」
「流れ、星?」
「うん!マミーがね地球に行ったら綺麗な流れ星がみえるって!!あのね流れ星はね、お願い事を叶えてくれるアルヨ」
「そっか、じゃあいつか見ようね。流れ星」
「約束アル」
――――――――――
小指を絡ませて約束したあの頃
あいつは…神楽は覚えているだろうか。
いや、覚えていたとしても神楽は約束を果たそうとはしないだろう
俺は神楽を置いて行ったんだ
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