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□悲恋
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高杉と付き合い始めて約2カ月が経過した






告白したのは私














一目惚れだった














付き合えたのは良かったけど高杉は相当な遊び人で、付き合うのにも条件があった。














―――――――――――







「条件、アルか?」







「あぁ、お前は俺の彼女だ。だが俺はお前以外の女も抱く」















――――――――――












最初はそれでも嬉しかった











でもやっぱり苦しいヨ











私以外の女が高杉に触れているって考えたら、胸が張り裂けそう














ねぇ高杉は何で私と付き合ったの?













私のこと本当に好き?












****







今日は久しぶりに高杉とデート




気合い入れて、いつものグルグル眼鏡を外し、髪をおろして軽く巻いた。


















「よォ神楽」




「おはヨー高杉。今日はどこ行くアルか?」





「適当にぶらぶらするか」







「いいネ」














****







「わぁこのネックレス可愛いアル」






神楽は目を輝かせながら兎のネックレスを指差した







「げっ高いネこれ」







「俺が買ってやろうか?」






「そんな、悪いアル。我慢するヨ」





「遠慮なんざすんなよ。てめェらしくねェな」






そう言って高杉は兎のネックレスを片手にレジへ向かった














「ほらよ」





高杉は神楽に兎のネックレスをつけてあげた






「ありがとネ////」















「あれー?高杉くんじゃない」



化粧が濃い女の人が高杉に近づいてきた





高杉は軽く挨拶をして
神楽は眉を歪める







「この間は気持ち良かったわ。またシようね」







その女はじゃーねと言って去ってしまった




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