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□悲恋
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高杉と付き合い始めて約2カ月が経過した
告白したのは私
一目惚れだった
付き合えたのは良かったけど高杉は相当な遊び人で、付き合うのにも条件があった。
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「条件、アルか?」
「あぁ、お前は俺の彼女だ。だが俺はお前以外の女も抱く」
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最初はそれでも嬉しかった
でもやっぱり苦しいヨ
私以外の女が高杉に触れているって考えたら、胸が張り裂けそう
ねぇ高杉は何で私と付き合ったの?
私のこと本当に好き?
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今日は久しぶりに高杉とデート
気合い入れて、いつものグルグル眼鏡を外し、髪をおろして軽く巻いた。
「よォ神楽」
「おはヨー高杉。今日はどこ行くアルか?」
「適当にぶらぶらするか」
「いいネ」
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「わぁこのネックレス可愛いアル」
神楽は目を輝かせながら兎のネックレスを指差した
「げっ高いネこれ」
「俺が買ってやろうか?」
「そんな、悪いアル。我慢するヨ」
「遠慮なんざすんなよ。てめェらしくねェな」
そう言って高杉は兎のネックレスを片手にレジへ向かった
「ほらよ」
高杉は神楽に兎のネックレスをつけてあげた
「ありがとネ////」
「あれー?高杉くんじゃない」
化粧が濃い女の人が高杉に近づいてきた
高杉は軽く挨拶をして
神楽は眉を歪める
「この間は気持ち良かったわ。またシようね」
その女はじゃーねと言って去ってしまった
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