short2
□始まる恋
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「あーぁ、銀ちゃんの授業ダルいアルな…」
窓側の一番後ろの席である神楽は小さくそう呟いた。
銀八の授業があまりにもつまらないので、神楽はなんとなく目を外に向けてみた。
(……あっ)
神楽が発見したのは校庭の木の下で寝転んでいる1人の男
「高杉…」
神楽はじっと高杉を見る
(私はなんでアイツに惚れてしまったアルカ)
そう、神楽は高杉のことが好きなのだ
「おーい、神楽ぁ!!テメェ俺の授業中によそみとは、いい度胸してんなぁ」
「お前の授業がつまらないからダロくそ天パ」
「はーい今ので先生の心を傷つけたぁ。よって放課後居残りな」
「え〜」
「え〜じゃない」
パシッと教科書で頭を叩かれた
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