助けながら踊る

□言葉だけじゃ
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好き、大好き、愛してる、空気より必要、お前だけ…

たくさんたくさん言われたけど、これだけじゃ足りないよ!
私ってワガママかな?
でも、本当にこれだけじゃ足りないんだよ!?


言葉だけじゃイヤだ


「佑助」

今まさに「好きだ」と言われて、いつものように帰ろうとした時だった。
私は不機嫌に彼のシャツの袖を、思いっきし引っ張ってこちらに向かせた。

「…え?名前?」

佑助は本当に心底ビックリした顔で振り向き、私に不安と疑問の視線をぶつけてきた。

「いつも言うだけなの?」

私はその視線を振り払うように、睨みつけて言い放った。

「な、なに…」

「惚けないで、佑助。付き合って三ヶ月よ!?
言葉だけなの?手も繋ぎやしないし、キスなんて論外、正に100年も待たなきゃって感じじゃない」

キス、って単語に赤面する佑助に苛立って、きつく意味不明な事を言う。
佑助は涙目に震えながら、口を開けたが何かを言う前に、私は続ける。

「私、ワガママかな!?佑助と触れ合いたいんだよ!
言葉も嬉しいけど、言葉だけじゃ足りないの!」

「ま、待てよ」
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