助けながら踊る
□時間帯
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元気無くお腹を抑え、周りを気にするも、今日は珍しく皆授業に集中しているのか、誰も反応せずに彼女は安心するも、やはり元気無く授業を受けていた。
日が高くなり、少し暖かくなった所で授業終了のチャイムが鳴った。
「名前ちゃん、ほな昼飯食おか?」
「そうだねヒメっち。皆で食べよ?」
無理に元気を出して、しかし違和感がかんじられない笑顔でヒメに話していた。
「名前ちゃん、焼きそばパン食べる?弁当が有るのに間違って、買って来ちまってよ」
「あ、うん。焼きそばパン食べるよ!ありがとう」
名前ちゃんは本当に嬉しそうに笑って、差し出した焼きそばパンを受け取り、スイッチ・俺・ヒメ・名前の四人が机を合わして昼飯を食べる。
彼女はまず焼きそばパンを頬張って、嬉しそうに食べていた。
「ほんま、よく食うなあ名前ちゃんは、よぉ太らんなあ」
「お前は甘い物たくさん食べて、運動し…」
「ああぁん?何か言うたかぁ?」
「いえ、何も」
すごく恐く言うのに、名前は今度は持参した弁当を食べながら笑っていた。