短文②
□私と貴方以外
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
※現代要素ゼロ、かも
※政宗さん出てきません、とにかくヒロインの独白
貴方が私以外の女の子の名前を呼ぶだけで私の中に黒々とした醜い感情が流れるのです。
ごぷり、と溢れそうな醜い感情を必死に飲み込み、平静を装い貴方と笑うのです。
私以外を見ないで下さい
私以外とお話しないで下さい
私以外と笑い合わないで下さい
私以外の名前を呼ばないで下さい
尽きない独占欲を自分自身に閉じ込める毎日。
だって、貴方に伝えたら困るでしょう？
あぁ…本当に
私と貴方以外
｢いなくなれば良いのに｣
呟いた言葉を、ごくりと飲み込んだ。
end
―――――
ヒロイン嫉妬でブラックヒロインを書いた結果
独占欲があればあるほどその思いは狂気と化す
2013/05/26