ご注文

□二人きりの甘い時間
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「ノルー、ケーキ焼けたから一緒に食べよ♪」
「ん、」

今日は日曜日。私はノルの家にお邪魔して、ノルのためにガトーショコラを焼いた。
ソファに座り読書をしてたノルは、その手を止めて私の作ったガトーショコラを食べ始めた。

「名無しさん、ケーキ作り上手ぐなったな。」
「そう?ありがと」

食べ終わると、ノルは私を優しく抱きしめてきた。
「どうしたの?今日は甘えたさんだね」
「・・・最近仕事忙しぐで名無しさんさ構ってやれながったから、名無しさんが寂しいかと思ったはんで。」
そう言ってノルは抱きしめる腕に更に力を込めて言った。
その言葉を内心嬉しく思いながらそんなことないよ、と言ってみた。すると「素直じゃねぇ奴だべ」と言われた。
私はしばらく黙って、「・・・本当は寂しくて、会いたくてしょうがなかった。」と呟いた。

聞こえないように小さな声で言ったはずなのに、ノルにはちゃんと聞こえてたらしい。「やっと素直になったべ。」と言われ、抱き締めた腕を少しだけ緩めて「俺もだべ」と言いながら私にキスした。

「これからもずっと一緒だはんで。」
「うん。」
「絶対離さねぇべ。」
「うん。」
「名無しさん1は俺の嫁だべ」
「はいはい。」

そう言って二人は静かに二度目のキスをした。

二人きりの甘い時間

title:夢日和




gdgdでごめんなさい。
ガトーショコラ美味しいですよね。
 

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