キャプテン=赤
□第６話
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「あの…お洗濯します！！」
海賊なんだから
半年近く風呂に入ってなかろうが
着替えてなかろうが
本人たちにはどうでもいいのだろうが
一緒に居る私が嫌なのだ
本当に、元の世界でこの自由奔放な暮らしにあこがれてた私を殴ってやりたい
だが、嫌なら私がとりあえず何かすればいい
不衛生だと、皆の体調が悪くなる
いくら身体ができてるとは言え
船員も皆人間
かの大海賊“ゴール・Ｄ・ロジャー”も最後は病だという話ではないか
病というものをなめてはいけない
武器を持って戦えない私は
こういうことでしか、皆を守れないのだ
シズは同時に虚しさを覚えた
皆は肩そろえて戦闘に行ってるのに
私は、いつも…
皆の洗濯物を集めつつ
船員と会話を交わす
シズの表情は見た感じでは笑っているものの
どこか、寂しそうだった