キャプテン=赤
□第18話
3ページ/3ページ
「くやしいね、未来の海賊王の船員が
海軍大将に相手にもされないなんて」
ふふふっと笑ってみせる
「キッドにはこの話し、言わないでね
何より、これは大将からのキッドへの侮辱だから」
シズはコップの中身を一気に飲み干した
「違いない」
キラーは納得してくれたようだ
シズのキッドを船長として慕う気持ちも
分かってくれたと思う
「……よく頑張ったな、大将相手に一人で立ち向かうのは大変だったろう」
完全には疑いは晴れてはいないだろう
しかし、少しは認めてもらえた気もする
「頭、どうします?」
その頃、ドアの向こうから中の会話を聞いていた人物が2人
同室の見慣れた影が浮かんでいた
「………なぁ
アイツがしきりに呼んでいたユウってどいつだ?」
キッドの表情からは何を考えているのかは見て取れない