あなたが好きなだけなのです

□ストーキング日和
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「とにかく、恭弥さん探さなきゃ!!」

「そうですね。大体、15分で見つかるんですか??」



• • •



「絶対無理でしょう!!」
「(ビクッ)」
「どうするですか骸くん!!」
「僕にきかないでください!!」





えーっと、えーっと………





「もうつべこべ言わずに探しましょう!」

「クフフ…貴女のそういう
単純で切り替えの早いところ、好きですよ」




「あっすみませーん!!そこの銀髪さん!!」
「聞いちゃいませんね」


骸が少々ガックリしている間に
銀髪さん(仮)は振り返る。




「…あ?」
「そんなに殺気だたないでくださいよー
銀髪の旦那っ!!」
「(何だこいつ…(汗))…で、何だよ」



「恭弥さん見ませんでした?」
「…恭弥?…知らねーな。どこの恭弥だ?」


その時銀髪さんは嫌な予感がしたそうな。





「え、知ってますよね、
泣く子は気絶するけど実は優しい
雲雀恭弥さん!!」

「……あぁ、雲雀…て、お前…ひばりぃ!?」
「(ビクッ)は、はい…?」


「な…雲雀がやさし…!?」
「あの人は本当に優しいですよ」


しおりは嬉しそうに笑う。


「お前…風紀委員か?」
「いえ?入りたいのは山々なんですが…」
「じゃあ何で雲雀を……??」




((しかも、優しいだなんて))




しおりはその言葉に
胸をはって仁王立ちした。



堂々と、誇らしげに、得意げに……







「愛のためです!!」


自信満々の声にガックリしていた骸が
顔を上げる。


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