あなたが好きなだけなのです
□ストーキング日和
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顔を上げたことで初めて骸と銀髪さんの
目と目があった。
そして2人(主に銀髪さん)に驚愕が生まれる。
「なっ…てめー…!!」
「……おや、お久しぶりですね、
獄寺隼人」
「…てめーも相変わらずじゃねーか」
何やらギスギスしたオーラが漂う。
しおりはきょとんとしたまま
2人を交互に見つめた。
「お友達でしたか、お二方」
「友達じゃねー!!」
「ちょ、怒らないでくださいよ!!」
「しおりさん、彼は常にこうですから」
「そうなんですか!きっとカルシウム不足ですよ!!」
「おい!!何言ってやがる!!」
「何も言ってませんっ♪」
「嘘だろ!!」
獄寺は掴みどころのないしおりに
困惑し、警戒を忘れていた。
「えぇと、隼人くん?」
「!?馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇ!!」
「細かいこと気にしちゃダメですよっ!!
そうだ!隼人くんも一緒にきてください!!
恭弥さん探しましょう!!」
「な!?行かねーよ!!」
「そう言わずに!ね、骸くん!」
「しおりさんがそういうなら…
協力しなさい、獄寺隼人」
「骸…てめーまで!」
「ほら、我が儘言ってないで行きますよ」
「ちょ、てめー離っ…!!」
結局、獄寺はしおりに引きずられ
雲雀探しに協力させられる事になった。
…どんまい!!
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