帝都探偵倶楽部

□始まりはいつも
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私立定彰大学の盛大な敷地に1人の男の声が響き渡る。




『帝都探偵倶楽部部員に命ずる‥‥』




帝都探偵倶楽部。
それは定彰大学に存在する唯一の倶楽部。




『至急、俺の元に来い』




そして倶楽部に属するは、5人の学生と1人の教授。




『最後に来たやつはいつも通りのペナルティだ。以上』




ブツっ‥‥と放送が切られ、放送の声の主・春田誠之助は放送室に鍵をかける。

そして‥‥不適に微笑む。




誠「さて‥‥‥どこに行くかな」




数冊のファイルと愛妻弁当を片手に、誠之助は広い廊下を歩き始めた。





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