夢(ガンダム)
□零れた涙は幸せの証として。
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カトル・ラバーバ・ウィナーと私の関係は、所謂幼馴染みというものらしい。
周りの人は、羨ましいと言う。
それは、カトルの顔立ちが美しく整ってるからなのか、それとも、カトルがかの有名なあのウィナー家の後取り息子であるからなのか、私には分からない。
だって、私からしてみれば、その幼馴染みという関係は苦痛なものでしかないから。
私はカトルのことが好きだ。
だけど、カトルにとって私は幼馴染みでしかない。
向けられる好意も厚意も全て、友達以上恋人未満なその関係だからだと、分かりながらそれに甘えることなんて私には出来なかった。
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