夢(ガンダム)
□I need you!
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ガチャ
っと、玄関の扉が開く音がした。
(きっとトロワが帰ってきたんだ…)
そう思い、玄関へと向かった。
「おかえり、トロワ」
「あぁ、ただいま」
いつもと変わらないトーンでそう答えたトロワだったけど、顔色を見ればいつもよりも疲れた顔をしていた。
「お疲れさま。お風呂沸いてるから先に入っちゃって?」
「あぁ、すまない」
そう言って荷物を置きに部屋へ戻ったトロワを見送ってから、夕食の支度の続きへと向かった。
トロワが疲れているようなので、さりげなくスタミナがつくような工夫をしておこう。
勿論、食後のデザートも用意しなくちゃ、ね。
…まぁ、デザートは私が食べたいだけだったりするんだけど。
トロワは優しいから、そんなこと分かってるだろうし、文句を言うこともない。
意見は述べても、文句は言わない。
そんな彼との生活は心地いい。
私は幸福者だなぁ〜、なんて思って、クスリと笑った。
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