小説
□ネコの弱点。
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「あれ…タイガじゃん。
何やってんの」
「何バカな事言ってるんだよ。
毎日の日課、プリンセス・ネコを起こしに来たんでございます」
「あぁ、ね…。
…って、え?
今何時?」
「8時」
「えっ!?」
「夜のな」
「…え?
何でいんの?」
「今から、皆でお前んちで遊ぶって言ったら、アタシのご飯買ってきて〜、とかメールしてきたのはお前だろ?」
「…したっけ」
「した」
「まあ、事実夕飯ないからしたんだろね…ふあぁー…」
起き上がったネコが、口に手を当て、欠伸をする。
「でも、アイツら遅いな。
オレより先に着くって言ってたのに」
ふと携帯を開いたネコが、しばし沈黙した。
「…アタシのに来れないってメール着てる」
「ハァッ!?
ふざけんなよアイツら!」
「いいじゃない、アンタも帰ったら?」
「なんだよ、冷たいヤツだなー。
飯まで買ってきたってのに」
「夕飯は置いて、帰ってね」
「やだね。
オレも食って帰る」
「めんどくさっ、帰れ!」
「やーだー」
「帰って。
あー、しつこい男ってホントめんどくさい」
「じゃ、ネコがチューしてくれるならいいよ」
「バッ、バカじゃないの!?」
タイガのからかいのセリフに、ムキになる。
耳まで真っ赤だ。
「出来ない?
恥ずかしい?
へー、無理かあ。
そりゃあバージンだもんな」
「なっ、なめんな!
チューくらい出来るわよ!」
「へえ、ホントに?」
すると、ネコの唇が、一瞬だけ唇に触れた。
「ほら、帰って!」
「ごめん、やっぱり無理」
「えっ」
抱き上げて、ベッドに連れて行く。
「へ、えっ、わっ!」
向かい合わせに座って、胸を触る。
「っ…何やってんのよっ…離せ!」
「お前…今更だけどペチャパイだな」
上半身のパジャマを脱がす。
パステルカラーのピンクのブラジャーも外す。
押し倒すと、簡単に倒れた。
「んなっ…誰がペチャパイよ!
これでもっ…B…ですけど…」
胸を隠そうとするが、タイガが退かした。
「ペチャパイじゃん」
そのまま口に含み、舌で押したり転がしたりする。
「いやっ、ちょっと、バカあ!」
下半身に手を伸ばし、ズボンを脱がせる。
「ダメっ、バカ、見るな!」
パンツを見られるのが恥ずかしいらしく、嫌がる。
だが、押さえつけてパンツの上から切れ目をなぞる。
「いやっ…や…」
急に力が抜けて、ネコが抵抗しなくなる。
「ゴム使うならいいだろ?」
「…いい、よ」
ネコは陶酔したような顔だ。
タイガは自身をあてがうと、思い切り中に突き入れた。
「ふぇっ…あぁっ、あぁぁっ!
…は、あっ…」
わざとゆっくりと律動すると、ネコは物足りなさそうな顔に変わっていく。
「も、もっと、強くしてぇ?」
「淫乱なネコにお仕置きして下さいって言えたら合格」
「…っ。
い…淫乱な、ネコ…に…」
「聞こえない」
ずぽっと突き刺す。
「んあぁっ!」
またゆっくりと抜いて、ネコを焦らす。
入れようとしたが、今度は入り口付近を撫でるだけだ。
「い、淫乱なネコにお仕置きして下さいっ!」
「合格」
いきなり、激しい抜き差しになる。
「んひうぅっ、あぁっ!」
ずっずっとしか漏れてなかった音も、ぬぽっ、ずぽっと卑猥な音に変わっていく。
「やだやだあっ、無理ぃっ!」
よだれまで垂らして、ネコが首を振る。
「ダメぇっ、ひゃあ、んっ、うぅっ」
タイガの亀頭に、子宮官粘液が浴びせられる。
「出すぞ…っ」
タイガの精液は、余す事なく、コンドームの中に注がれた。
【ネコの弱点。】