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□悲しい君の顔
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「ねぇ、どこにも行かないで」


夕食後に寛ぎテレビを見ながら
君は俺に呟いた


「今さら何言うんだよ。」


…変なやつ
なんて脳の片隅が解析したが
口になんか出す必要なかった


「だって…不安だから、」



潤んだ瞳で俺を見ながら
俺の服をぎゅっと掴んだ



「不安になることねーだろ。」



俺も負けじと君を強く抱き締めた


「えっ…///」
「俺がずっと側に居るから」




悲しい君の顔



いつしか笑顔に満ちた
俺の大好きな表情に変わった。




fin,

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