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□天まで逝く甘いくちづけ
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『ねえ?逝こう』


君にぼくは伝えた
字幕なしの世界
触れ合うきみとぼく。
どこにいくの?なんて聞いてきた

『決まってるじゃん』


ぼくは一緒に逝きたいんだ
体を強く抱き締める
嫌がる足をぼくの足に絡めて

耳元で聞こえる君の色音に欲情しながら、
貪るように唇を重ねて吐息を漏らす


「ん、」
『イイでしょ』



ぼくの目の前は君しか見えない天まで逝く甘い口づけで




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