Novel

□おかえり
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リサーナがエドラスから戻ってきた次の日、ナツはギルドに居たリサーナに声をかけた。
ナ「リサーナちょっといいか?」
リ「?大丈夫だよ?」
ナ「じゃあついて来てくれ」
ナツはそういってリサーナの手をとりギルドから出た。
リ「ナツ!?どこにいくの?」
ナ「すぐにわかるって!」
ハ「あい!」
3人は森を抜けてある場所に着いた。
リ「ここって・・・」
ナ「ハッピーの卵を孵す時にリサーナが建てた家だよ!」
リ「まだ残ってたんだね・・・」
ハ「あい!おいらとナツでずっと手入れしてたんだ!」
ナ「ここは俺たちの家だろ?リサーナが造ったこの家はどうしても残しときたかったんだ・・・」
リ「ナツ・・・」
ナツはそう言うと小走りで中へと入っていった。
リサーナとハッピーもナツの後に続いて中に入っていった。
ナ「おかえり、リサーナ!」
それはリサーナが数年前にナツにしたこと・・・ハッピーの卵を抱えるナツにリサーナが言ったこと

リサーナは当時のことを思い出し、目を涙で滲ませた。
ナ「まだこれは言ってなかったからな・・・この言葉はここで言おうとおもってたんだよ」
照れているのかリサーナに目を合わせずにそう言った。
リサーナはゆっくりとナツに歩み寄った。
リ「ただいま!」

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