Novel

□気になるふたり
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ウ「リサーナさんとナツさんってどういう関係なんですか?」
ウェンディ仲良くはなしをしている二人を見て疑問に思ったことを聞いてみた。
ル「あ、それ私も思った。あの二人やけにいい雰囲気だよね?」
ウェンディの考えに近くにいたルーシィが反応する。
エ「そうか。二人は昔のことを知らなかったな。二人は昔から仲が良くてな、よくギルダーツにその仲をからかわれていたほどだ」
昔の二人を知るエルザがその問いに答えた。
ハ「あい!おいらはナツとリサーナの子どもなんだよ!」
いつの間にかそこにいたハッピーが爆弾発言を投げつけた。
「「えええーーーー!!!!?」」
顔を真っ赤にしながら叫びだす二人と絶句するエルザ。
シ「ち、ちょっとまちなさいよ!あんたはあたしと同じエドラスから送られた卵から産まれたんじゃないの!?」
ハ「リサーナが昔そう言ってたんだ!もちろん冗談でだけどね」
一人冷静だったシャルルが的確なことを言う。
リ「どうしたの?」
そこに話の中に自分の名前がでてきたリサーナがやってきた。
ル「リ、リサーナ!?ハッピーがリサーナとナツの子どもってどういうことなの!?

リ「あはは、なつかしいねそのはなし」
ウ「い、いったいどういったはなしなんですか!?」
エ「そ、そうだ!結婚式はいつなんだ!?」
いまだに混乱する3人にリサーナは苦笑しながらはなす。
リ「昔、ハッピーの卵を暖めてる時に、もしもあたしがナツのお嫁さんならこの卵は子どもでナツはお父さんだねってはなししてたの。なんか、家族みたいだねって」
ル「な、な〜んだ・・・びっくりした〜」
ウ「・・・なんかいいですね、そういうの」
シ「だいたい私たちエクシードが人間から生まれるわけないでしょ・・・」
やっと落ち着いた二人とやはり冷静なシャルル。
ル「そ、そうよね〜。それにナツのお嫁さんなんてすっごい大変そうだよね・・・」
リ「そうかな?ナツって頼りになるし、意外と優しいしかわいい面もあるよ?」
ル「そんなもんなのかな〜?」
リ「そんなもんだよ?」
ウ「ナツさんにとってリサーナさんは特別なのかもしれないですね」
エ「どういうことだ?」
ウ「エドラスでリサーナさんを見たときナツさんが今までに見たことのない表情してたんです。それに、小さな声でですけど、”見つけた”っていってたんです。
リ「・・・そっか・・・ナツ、約束覚えててくれたんだ・・・」
ル「約束?」
ウ「どんな約束なんですか?」
それからリサーナは当時の森での出来事をはなした。
ウ「そんなことがあったんですね・・」
リ「わたしもナツがそんなこと言ってたなんて知らなかったな」
ル「なんかいいな〜そういうの・・・」
ロ「僕はいつでもルーシィを守る王子様だよ?」
ル「ロ、ロキ!?あんたいつに間に!?」
ロ「おもしろそうな感じがしたから出てきたんだ」
ル「あんたねぇ・・・」
二人のやりとりに見ているものは苦笑していた。
そしてリサーナはナツのもとに向かった。
リ「ナツー!」
ナ「ん?どうしたんだ、リサーナ?」
リ「約束守ってくれてありがとね!!」
ナ「?お、おう」
なんのことか理解していないナツに満面の笑みで抱きつくリサーナをみんなは微笑んで見守っていた。

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