Novel

□ここにいる
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リ「あ、ミラ姉、この仕事に行きたいんだけど」
リサーナはそういってミラに一枚の紙を手渡した。
ミ「・・・仕事に行くのはかまわないけど、一人で行くつもり?」
リ「仕方ないよ。エルフ兄がまだ帰ってないからね・・・」
ミラとリサーナとエルフマンは昔チームを組んでいた。だが、あの事故でミラは魔道士を引退し、エルフマンは主に一人で仕事に出るようになった。
現在、エルフマンが仕事に出ている為リサーナは一人で仕事に出ようとしていた。
ミ「一人で出るのはまだちょっと・・・ね?」
リ「大丈夫だよミラ姉。私はフェアリーテイルの魔道士なんだから」
ミ「でも・・・」
ナ「だったら俺とハッピーがついていってやるよ」
ハ「あい!」
リ「ナツ!ハッピー!」
いつの間にか後ろにいたナツとハッピーに少し驚いたがいつものことなのでいつも通り対応する。
ナ「それでかまわねえだろミラ?リサーナは俺が必ず守る。もう二度とあんなこと起こさせねぇよ」
ナツは平然といいのけたがリサーナにとっては意識してしまう言葉に顔を赤らめた。
ミ「それなら安心ね!ナツ、ハッピー、リサーナをよろしくね」
ナ「まかせろって!」
ハ「あいさー!」
リ「ナツ、ハッピー・・・ありがと!じゃあ早速いこっか!」
3人はそのまま仕事に向かった。
マグノリアの街から多少距離があるので、汽車を使っているのでナツが酔っているのはご愛嬌。
そして街について、仕事の内容を聞き、仕事場である山賊団のアジトへ向かった。
ナ「火竜の翼撃!!」
リ「接種、アニマルソウル!!」
「つ、つぇ・・・・」
山賊団の討伐を難なくこなした3人は街の人のご厚意でその街に泊まることになった。
リ「ナツ!今日はありがとね!!」
ナ「気にすんなって。実はおれもミラと同じ気持ちだったからな」
リ「ミラ姉と?」
ナ「リサーナのことが心配だったんだよ。一人で行って帰ってこねぇなんてことがあったら俺は・・・」
リ「ナツ・・・ごめんね・・・心配かけて・・・」
リサーナは俯き申し訳なさそうな顔をした。
ナ「んな顔すんなって。今リサーナはここにいる。それでいいじゃねえか!」
リ「・・・うん、そうだね」
二人は向かい合って微笑みあった。
ハ「でぇきてぇるぅ」
ナ「巻き舌風に言うな!」
リ「あはは・・・」

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