黒の観覧車(長夢)
□6人で見る明日【三話】
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〜次の日〜
(ふぁあ…やっと明日から夏休みかぁ…っ)
私は、教室に向かう途中に欠伸をした。
(昨日は疲れたなぁ…でも……楽しかった。)
今日は、終業式しかないから、午前中に終わる。
事務所に、2時にはついてないといけないから…
(学校終わったら、そのまま行こう…。お昼ご飯は…………………パン買えばいいや。)
遅刻はしないと思う。
まぁ、自信はないけどねっ
私は、一人で百面相しながら、クラスのドアを開けた。
燐「おはよう。」
私が挨拶をすると、クラス中から「おはよーっ」と元気のいい挨拶が帰ってきた。
そのクラスの中に、いつも一緒にいる…そして、全ての原因の"奴"を発見した。
友「やっほ。燐。お〜は〜っ」
―ブチッ
私の頭で何かが切れる音がしたのは気のせいじゃないでしょ(笑)
………よし。殺ろうWw←
私は、笑顔のまま友人の肩を叩き、
燐「ちょーっといい?」
友「?いいよ?」
全く気づいてない友人とクラスを出て、人目のつかない所へ行った。
誰もいないことを確認……っよし。誰もいないね。
―ダンッ!!!
私は、友人を壁側に立たせ、友人の横を蹴った。
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