黒の観覧車(長夢)
□6人で見る明日【五話】
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あれ?あれれ?なんで?何でみんな固まってるの?
そして、和くん…チラチラと私をみないで…
私の思考を読み取ったように、和くんは私の成績表だけをじっと見つめ、口を開いた。
和「頭がいいとは思ってましたが…ここまでとは…ねぇ?」
唖然とした顔で成績表と私の顔をまた見比べてくる和君。
雅「うわっ燐ちゃんヤベェエ!俺にも教えてよっ!!」
うん。あのね?雅君。無理だから。そんなキラキラした笑顔向けないで…眩しいの。
智「………………………………………俺も。」
智君や。今何歳だね?君。私と何歳違いさ。
翔「智君…ずいぶんと間が空いたね(笑)」
潤「勉強できて、歌うまいし、ピアノ弾けるし、体育の成績が5…ってことは、運動もできるんでしょ?」
翔「もう完璧だね(笑)」
雅「完璧人間あら悪っ!!」
和「相葉さん。さっきの発音だと、絶対漢字変換間違えてますから。……でも、ダンスもうまいですよね。燐って。」
燐「い、いやっそんなことないからっ//!!」
皆が褒めてくれるのはすごく嬉しいんだけど…同時にすごく恥ずかしいです…っ!!
私が小さくなりながら携帯を構っていると、翔君と潤君が携帯を取り出す。
翔「ねぇ。燐ちゃん。」
呼ばれると、自然に顔をそちらに向けてしまうもので…恥ずかしがってたのも忘れて、声の主。―――翔君の方へ視線を向けた。