私家版幕恋外伝・彦島を見守る魂
□INTERVAL
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まったく…!
どいつもこいつも!
俺や久坂にいちいち気を使いやがって!
おまえら、自分のほうこそ、いろいろとたいへんじゃないのか?
そっちを優先したらどうなんだ?
俺はため息をついた。
空を見る。
なあ…久坂…。
お前、天のどの辺にいるかは、知らないがな。
俺は今、こんな具合で、お前のことでゆっくり、しんみりする暇もありゃしない。
だから、俺がいささか冷たく見えるかもしれないが。
文句は言うなよ。
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