人物録

【ち】 1件

【千年川龍藏 (ちとせがわりゅうぞう)】
生没年不詳。現役期間は安政3年11月(1856年12月)〜明治2年11月(1869年12月)。

薩摩出身の力士。大坂相撲と江戸相撲の両方で活躍した。
幕末ころは薩摩藩のお抱え力士で、戊辰戦争にも参加し、藩主の護衛をした。

相撲好きの大久保さんの、特にお気に入りの力士で、大久保さん家に下宿してたこともある。
明治元年6月には、大久保さんの長男の彦之進君(9才)を千年川に託して、京都から鹿児島へ連れ帰らせた。
藩主様が急に京都から薩摩に帰国することになり、自分も仕事で江戸に行かなくちゃいけなくなって、京都で留守中に彦熊君を守ってくれる人がいなくなったからだけど、まだ江戸開城してひと月後の混乱した時期なんで、千年川をどれだけ信頼してたかわかる。



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