人物録

【に】 2件

【新納立夫 (にいろたつお)】
通称は嘉藤次(かとうじ)。大久保さんの義兄。京都留守居役。生没年不詳。
新納という姓は薩摩藩で家老などを務めた名家で、幕末にも新納中三(久脩)なども出たが、立夫さんとの関係は不明。

立夫さんは大久保さんの姉のなかさんと結婚したが、なかさんは大久保さんが15才の時に出産後すぐに亡くなる。
しかしその後も両家の交流は続いていたらしく、京都でもけっこう大久保さんと一緒に行動している。
京都留守居役なので、薩長同盟の時にも臨席している。


【新納中三 (にいろちゅうぞう)】
島津斉彬と茂久に仕えた家老で、家格は一所持(小松さんと同じ)。
大久保さんのお姉さんのナカさんは、新納立夫という人のところに嫁いでいて、たぶん親戚だと思うけれど、詳しくはわからなかった。

とにかくこのご家老のやったことには、薩英戦争後の兵制改革、薩摩留学生の引率と欧米でのパリ万博準備や商社設立など、大久保さんの活動とかぶるお仕事が多い。

特に欧米での活動は、大久保さんが薩摩から手紙で指示していることを、欧米で実現するという感じで、なんだか二人三脚っぽい感じがする。(ちなみに五代さんは、提案したり、指示以上につっこんだ行動に走り、大久保さんは五代さんを信頼して全部任せて、後のことは心配するなと言い、さらに新納さんが五代さんの活動に権威を与えるという感じ)



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