用語集

【ね】 4件

【姉さん (ねえさん)】
幕恋では小娘を「姉さん」と呼ぶという設定の慎ちゃん。

中岡家では代々男の子がなかなか生まれない。

慎ちゃんの代も、3人続けて女の子が生まれて、4人目でやっと生まれたのが慎ちゃん。この時、お父さんは58才。
年の離れた姉弟だし、動乱の時代だから、しかたないんだろけど…。

2番目のお姉さんは、甥の初太郎君がまだ小さいうちに亡くなってる。
3番目のお姉さんは慎ちゃんが14才のころ、自殺している。(詳細不明)

1番目のお姉さんの生死は不明ですが、義兄の総次郎さんは2年前、武市さんの釈放を訴えて仲間と山に立てこもり、斬首されてる。

でもって幕恋の年、1866年の6月にはお父さんが亡くなってる。
幕恋の時期をいつに設定するかで少し変わってくるけど…慎ちゃん、幕恋の話の前半では、お父さんがいよいよ危ないにせよ、もう亡くなったにせよ、それを全然知らない。
で、土佐の家族に、「父上、義兄上、初太郎。俺、最近こういう活動してます。苦労も多いけど、がんばってます」とまめまめしく手紙を書いてたりする。
で、ようよう年末近く、11月末に2番目の義兄さんが訪ねて来て、やっとお父さんの死を知る。

うーん…。慎ちゃん…。
なんか小娘に「慎ちゃんっ!私でいいなら、いくらでも姉さんって呼んで!!」って叫ばせたくなったなあ…。


【ネクタイ (ねくたい)】
非常に細かいツッコミですが…大久保さんの洋装のネクタイ。
あの時代、まだあの結び方は登場してなかったはず。
ボウタイかリボンタイが一般的。

なぜ私がそこにこだわるかと言うと。

タイムトラベルものの映画で「タイム・アフター・タイム」というのがありまして。
男性主人公は、幕恋の20〜30年後くらいの人なんですけど、かなり大久保さんのスーツと近いのを着ています。
んで…。
現代女性と恋に落ちるんですが、昔の男性だから、最初は自分がリードしてるつもり。
ところがラブシーンで、彼のスーツの襟回りのややこしい構造を、その現代女性が「面白〜い!」などと言いながらひとつひとつ外していくうちに…。
あれ、襲われてるのは彼の方…みたいになっていってしまって、あせる姿が妙にかわいいという。
あのシーンが好きなんです。

大久保さんにも、ぜひやっていただきたいものです。


【猫の薬師小路 (ねこんくそしゅっ)】
大久保さんが正助時代に住んでいた加治屋町の通りの名前。
正助君の家は、通りの突き当りの甲突川沿いにある。
今は、大久保利通生い立ちの地という碑が立っている。

この川は昔は氾濫しやすかった。西郷さんちより家がかなり小さくて、川沿いにあったってことは、やっぱ大久保さんの実家の方が貧乏だったんだろうなと思います。

なんで猫の薬師小路かというと、猫の治療が得意な獣医が住んでいたらしい。
「ねこんくそしゅっ」は「ねこのくすししょうじ」が訛ったと音韻論的に説明できるけど(語末で母音が脱落しやすい、iやuに挟まれたsが消えやすい、二重母音が短母音になりやすいなど)、地元では猫がたくさんいて臭い落し物をしまくってたから「猫ん糞小路」なんだという説が定着しているようだ(地元の山下小学校のホムペなど)

まあ、比較的貧乏くさい通りだったことは事実なんだろうな。

つかまあ、猫の多い通りということで…。
甲突川で夕飯を釣っている正助君の横に、ちんまり座っておこぼれを待つ猫とか…。
嫌なことがあって、土手で一人たそがれている正助君のところに、ノラ猫が寄って行って、ぽん、と猫の手を膝に乗せる図とか…。
つまらん妄想をして、萌えてしまった。


【年齢 (ねんれい)】
幕恋においてツッコミを入れてはいけないタブーのひとつ。
小娘・高杉以外は、ほぼ6〜10才前後、若い設定になっている。このHPも、それに従っております。



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