用語集

【ま】 3件

【マッサージ (まっさーじ)】
大久保さんの得意技。もっとも本人は按摩と言っている。
自己流なのか、ちゃんと習ったのかは不明。一応お母さんの実家は医者やってて、おじさんは柔道家だから、身近にマッサージを習えるプロはいた。

時代劇ではよく、道端で女性が苦しそうにしゃがみこんでいて
「もし、お女中。いかがなされた?」
「持病の癪(しゃく)が…」
というシーンがあります。

大久保さんのお母さんも癪…つまり女性特有の腹痛の持病があって、悩まされていた。
(現代のどの病気にあたるかは、わかっていない。生理痛でもヒステリー発作でも胃腸病でも、すべて癪と呼んだ)
んで、大久保さんがさすってやると治ったそうである。

親戚の叔母さんたちが腹痛になったときも、大久保さんが行ってなでてやると楽になったそうで、妹たちに自慢している。
しかしなんで女性限定なんだ?

まあとにかく、小娘がお腹痛いですとか言ったら
「按摩してやるからそこに寝ろ」
「ええっ!?そ、それはその…」
という展開になるんだろうか…?
(=#´ ェ `#=)♪

と、乙女ゲー的には妄想をそそる特技ですな。


【祭り (まつり)】
幕恋では、武士は祭りに参加してはいけないことになっている。

んなこと言っても八幡様のお祭りでは、たいがい流鏑馬(やぶさめ)をやるよなあ。
これって武士が参加しないとできない行事じゃねの?とは最初読んだ時に思った。

たまたま大坂の天神様のことを調べてたら、新選組結成のきっかけを作ったので有名な清河八郎が、安政2年(1855年)6月25日に祭見物したと旅日記の「西遊草」に書いていた。
天神様は昔から武士に人気の神様なので、他にもいろんな武家の人が堂々と祭りを見物してる。
忠臣蔵の大石内蔵助なんか家族ぐるみで祭り大好きであちこちに何度も行ってる。
あれ…?

しかしまあ、幕恋ではそういうことは細かく考えてはいけない。
ヾ(=;´ ェ `A

いちおう、似たような規則として、武士は芝居小屋に入ってはいけないというのはある。
薩摩藩でも、若い藩士たちに、江戸両国かいわいの繁華街に行ってはいかんと禁令を出していた。
ただしこれは武士が町人を見下してたからではなく、武士が刀をふり回す事件を起こして、町人側から苦情が来たから。

浅草や両国には芝居小屋や見世物小屋、食べ物やゲームの屋台、大道芸なんかがあり、毎日がお祭りみたいなところだから、ま、いっか。
つーことで、うちのサイトではこの規則を拡大解釈してます。


【眉毛 (まゆげ)】
「写真」のとこで、幕末・明治の有名人の写真は、修整されていることが多いって話を知ってから、うーん…と悩んでたことがあります。
それは、大久保さんの眉毛。

教科書に出てくる大久保さんの写真って、こんな感じですが

眉毛が細くてまっすぐ。この眉のせいで、顔が全体的に線の細いイメージになってます。

けどさ。他の写真の大久保さんって、もちょっと角ばった眉毛してんだよね。
で、英語版Wikipediaでめっけたのが下の写真。

眉毛が違うだけなのに、なんか印象が全然ちがうよ。
ヾ(=;´ ェ `A

あんま冷徹そうに見えない。つか、けっこう熱血っぽく見える。

ただ、こっちは他の写真と同じ形の眉毛なんで、もしかして上の写真の修正前なのかなと思ってしまいました。

うーん…。
こっちの写真が教科書に載ってたら、大久保さんに対する世間のイメージって、微妙に違ってたかも?



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