用語集

【わ】 2件

【和英通韻伊呂波便覧 (わえいつういんいろはべんらん)】
海援隊が1868年(慶応4年=明治元年)3月に江戸で出版した英語入門書。
龍馬さんが制作に関与したかは不明。
内容は安政7年(1860年)に書かれた「商貼外和通韻便宝」の海賊版。

内容は、中学1年程度の超入門書。
元ネタの作者はオランダ人で、牛がCAW、ウサギがREBBITとなっていて、どう見ても英語の得意な人の書いた本じゃない。

ジョン万次郎が1859年に出した英会話本の方がはるかに水準が高い。つかこの人ほぼネイティブ並だし。

海援隊の英語力って、まさかこのレベルじゃないよなあ…。
でもドラマと違ってグラバーさんは通訳やとってたから、英語できない日本人でも商売できたしなあ…。
と、ちょっと悩んでしまいました。

でもやっぱ、龍馬さんたち寺田屋四人組は、小娘がちょっと英語使っただけで感心してくれた方が萌える気がする。
なので、この話題はあまりツッコまないようにしよう。


【和歌 (わか)】
大久保さんの作った和歌。


嵐山咲き匂ひたる花蔭に 今日もさかりとうぐひすの啼く

鶯の聲遙かにもなりにけり 春のゆくへをたづねてや啼く

うち霞む花の上なる春雨は 零れぬ先より長閑けかりけり

ひまもなく降り懸かれども柳の いとにたまらぬはるの雪かな


なかなか繊細な歌を詠むなあ。
きっと俳句でも土方さんよりは上手いよね。

漢詩の方が得意だったらしいのですが、ちと文字がつぶれてる上に旧字体なので、読めませんでした。



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