鋼殻のレギオス×DOG DAYS

□レイフォンとフェリ イチャラブデート?
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:ツェルニ:
「フォンフォン、次はこっちです」
「は、はい...」
レイフォンとフェリは進級してから何かと一緒にいることが多くなった。レイフォンとフェリが同じ寮に住んでいることと(実際には他にもいるのだか)この世界の創成に関わること、色々な理由があるが、今回は違う。フェリの買い物にレイフォンが付き合っているのだ。
フェリとしてはレイフォンとの仲を進展させたいのだが、レイフォンはその思いにまったく気づかない。
「フェリ....まだ買うんですか?...」
レイフォンの両手には、既に抱えきれない量の袋が掛かっている。
「当たり前です。これから何があるか解らないのです。買いだめしておいて損はありません」
その割にはお菓子や服ばかりなのは何故だろうと、レイフォンは内心思っていた。

「ん?あれは...」
「?どうしたんですか、フェリ?」
「犬がいます」
レイフォンも犬がいる方を見た。
確かにそこには犬がいた。が、その犬はどこかおかしかった。大きさや色は同じだか、どこか変だ。
まずおかしいのは、短剣をくわえている事だ。そしてその犬は、犬の瞳がレイフォンを見据える。まるでレイフォンを待っていたように。レイフォンが来るのを分かっていたように。
すると、犬は歩き始めた。まるで付いてこいと言わんばかりに。
「行きましょう」
そう言ったのはフェリだった。
「え?追いかけるんですか?」
「勿論です」
「でも、どうして?」
「あの犬は少し可愛かったので、もう少し見ていたいです。それに、着いていけば何か面白いものが見れる気がします」
「面白いって...分かりました。行きましょう」二人は先に行った犬を追った。
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