ISwithレギオス

□入学、そして波乱
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レイフォンが地面へと落下し、土煙が収まったとき、最初に見たのは黒髪の女性だった。その女性は驚きの表情をしている。それと同時に、レイフォンの事をひどく警戒していることもわかる。

「貴様は何者だ?」
女性はレイフォンにそう聞いた。だが、レイフォンはなんと答えてよいか分からない。異世界から来たなど言っても信じてもらえないことは明白だ。


「えっと…取り敢えず警戒を解除してもらっても良いですか?」
レイフォンは天剣を基礎状態に戻しながらそう言った。
「それが貴様のISか?」
「え?あ、はい。」
「そのISはどこで手に入れた?」
「えっと…」
その時、レイフォンの脳裏に一人の人物が浮かんだ。
「…篠々之束…」
「はぁ…束か…」
その名を口にした途端、女性は納得しつつ呆れた声を出した。
「おい。貴様、名は?」
「レイフォン・アルセイフです」
「アルセイフか。私は織斑千冬。ここ、IS学園の教師をしている。」
「貴女が織斑千冬…」
サヤから授けられた情報に千冬の事があったことを思い出す。
「アルセイフ、貴様は今日からISの生徒となれ」
「え?」

その後レイフォンは、駆け付けた先生方も呆然とする中、千冬に引き摺られながら学園へと入っていった。
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