羊さんの夢

□私の慈郎の誕生日
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俺、芥川慈郎!
今、すっげ〜ワクワクなんだC〜!
なんでかって?そんなの、決まってんでしょ?


  +私の慈郎の誕生日+



5月5日は毎年休みだけど、やはり中学生の部活に、休みはないようだ。

私は、女子テニス部として部活をしている。

そして、私の彼氏は男子テニス部の芥川慈郎だ。

只今、部活の休憩中二人であっているのだ。

芥川「歩美ちゃんっ」
坂井「どうしたの?」
芥川「歩美ちゃんはわかるよね?今日は何の日〜?」
坂井「え?子供の日・・・でしょ?」
芥川「・・・・・・・」

私が当然の事の様に答えると、慈郎は子供のように頬を膨らまし拗ねてしまった。

坂井「え?え?それ以外になにがある?」
芥川「・・・むう、歩美ちゃんのバカっ!」
坂井「狽ホ、バカですって!!?」

慈郎は悪態をつくと、コートの方へへ走っていってしまった。

坂井「今日は・・・子供の日、5月5日・・・・あっ!」

慈郎の怒っている理由がいまさら分かった私は、慈郎のあとを追いかけたのだった。



****



芥川「ってことがあってさぁ〜」
宍戸「はん・・・で、結局今日は何の日なんだよ?」
芥川「し〜し〜ど〜ま〜で〜・・・っ」
宍戸「?」
向日「わかんねぇのか?今日は・・・「慈郎!!」! おう、坂井」

慌ててきた為、多少息が荒くなりつつも言葉を発した。

坂井「きょう・・・慈郎の誕生日だよね?」
芥川「・・・・思い出してくれたんだ」

にぃっと、口に孤を描きこちらを向く慈郎。

芥川「でも、誕生日プレゼントがないC〜」
坂井「そ、それは明日持ってくるよ」
芥川「E〜?いいよ、俺がほしいは・・・」

ゆっくりと近づき顔を近づける。

そして、唇が触れるだけのキスをした。

坂井「あwせdrftgyふじこlp;@:!!?」
芥川「ははっ、焦りすぎだC〜」
向日「へ〜ぇ・・・」
宍戸「っ/////!!?」

ニヤニヤしている向日がムカつく←

そして顔を真っ赤にしている宍戸を見ているとこっちも恥ずかしくなる←

芥川「まぁ、これからもよろしく頼むC〜」
坂井「こ・・・こちらこそ・・・?」


スキップをしながらコートへ戻っていく慈郎を、私はただ呆然と見ることしかできなかった。



(良いプレゼントもらったC〜♪)
(なかなかだったぜ!よっ、男の中の男!)
(人前でよくあんな恥ずかしい事できるよな)
(ど、どうしよう。緊張してラケットが握れないよ・・・)




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