Mihael=keehl

□幸せの終わりのその先
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「みなさん、銃はおろしてください。こんなところで血を流しても無意味です」
長い沈黙の後にニアと思われる少年が口を開く。
こんな状況でも常に冷静なニア。





「しかし、メロは我々の仲間を殺害したっ」
「何度も言わせないでください、我々の目的はキラを捕まえること。今、メロを殺すことは何のプラスにもなりません」
「……わかった」
すると、しぶしぶ男の人は2人とも銃をおろして、メロもお姉さんから銃をおろした。
とりあえず、安全になったようだ。
メロの後ろにいた私はメロの隣に立った。














「ここまではお前の思い通りか、ニア」
メロは私を見ずにニアと思われる男の子に話しだす。








やっぱり、あれがニアだったんだ…








「はい、リドナーに聞いているでしょう。二代目Lのことを。メロがいろいろやってくれたおかげでだいぶキラがしぼれました。」
ニアはこっちを1度も見ずに言う。
メロを挑発しているのだろうか…?











「……っ…ニア!俺はお前のパズルを解くための道具じゃない!」
すると、メロは今度はニアに銃を向けている。
そして、また私たちは男の人に銃を向けられていた。






「メロ、私を撃ちたければ撃ってください。」
銃を向けられているにも関わらず冷静に答えるニア。
この冷静さはどこからくるものだろうか…?
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