Mihael=keehl
□禁断症状
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「ただいま」
帰ると、薄暗くなった部屋で電気もつけずにパソコンとにらめっこしているメロがいた。
キラ事件が解決してからはLとニアたちと他の事件を追っているメロ。
大変そうだな・・・・・・
「おかえり」
眉間を指でつまんで答えるメロ。
相当集中していたみたい。
「今日の晩御飯は、オムライスにするから」
そう言って、キッチンに行って買い物袋から買ったものを出していると、メロが後ろから抱きついてくる。
袋が空になったとき耳元でメロの声が聞こえる。
「チョコ、買ってこなかったのか」
「あ、忘れてた。」
買い物に行くときに買ってくるように頼まれていたチョコ。
振り向いてメロの顔を見ると不機嫌そうな顔。
「少しくらい食べなくても大丈夫だよね?」
答えは分かっているけど聞いてみる。
「無理」
予想通りの答えが帰ってくる。
「あんまりチョコばっか食べてると、チョコ星人になっちゃうよ?」
少しふざけて言ってみる。
「なるわけねぇだろ、バカが」
メロは呆れた顔をする。
しかし、何かを思いついたのかフッと笑って
「名前がチョコ星人なら食ってやるよ」
名前の首に噛み付く。
「ちょっ・・ダメだよッ!」
私はメロから逃げて買ったものを冷蔵庫に入れ始める。