Mihael=keehl

□愛してる
1ページ/4ページ




「・・・・・・・それから、あの件はどうなった」
さっきからマットと仕事についての電話をしているメロを見る。
だいたい1時間くらい電話をしている。
あまり長い間、電話をしないメロにとっては長電話だ。
・・・と言っても、私の場合だけだけど。


「メロ」
小声で話かける。
別に電話の邪魔をしてやろうとか思ってないけど
長時間構ってくれないと流石に嫌だ。


すると、メロは視線だけ私に向けて「なんだよ」っていう顔をする。
つまり、ウザそうな顔ってことね。
これ以上メロを不機嫌にさせないように
無言でソファに座っているメロの隣りに座ってメロの膝に頭をおいてみた。
つまり、メロに膝枕されてる状態。

「・・・あぁ。問題ない」
メロは少しだけ驚いた顔をしたけど、私の頭を撫でてくれた。
メロは私の髪を弄るのが好きみたいで頭を撫でたあとには必ずといっていいほど弄る。
クルクルにしたりするから
「髪が絡まるからヤメて」って小声で言う。
でも、ヤメてくれないのがメロ。
フッって少し笑って。
また髪を弄る。

すると、だんだん心地良くなってきて私は眠ってしまった。
















「おい、そろそろ起きろ」
「……んっ」
目を開けるとメロに見下ろされていた。




「……重い」
「え?……あぁ……」
そういえば、メロに膝枕されてたんだった…。
ゆっくり起きて大きいあくびをする。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ