とある隠れ変態の物語

□羽恋はやっぱり可愛いよね。
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「なおきぃ……」
教室に入るなり泣き出しそうな羽恋の声がオレを迎えた。
瞳をうるうるさせて眉根を寄せる。
何があったか分からないけれど、誰かがこんな可愛い羽恋を朝から見せてくれたんならその人に感謝と敬意を示す……じゃなくて、そいつはぎゃふんと言わせないとね?
前の席にすとんと腰をおろした羽恋の頭をなでなで。
「んー……」
「羽恋、どうしたの?言える事なら言ってね」
「ん……む。あ、あのな。えと、えっと……引くなよ?」
「引かないよ、大丈夫。言ってごらん」
「お願い?何でもか?」
「うん」
ああぁあ……あんまり見つめないで。心臓痛い。
「ん……と。ちゅうして。口にじゃないと駄目だ。……出来れば、いっぱいが良い」
ぶっ!!
羽恋ちゃん羽恋ちゃん。
そんな事言ったらお持ち帰りしちゃうよ。しかもちゅうだけじゃ終わらないよ?
ねぇ良いの?!
良いんだねやったあ!!
「あっ……駄目か?……だよ、な。無理言ってごめん」
はいもういいです。オレ決めた。変態ってばれても良いや。
「誰が駄目なんて言ったのかな?羽恋が望む事ならなんだってしてあげる」
そしてこそりと耳元で。
「キスだってそれ以上の事だってね」
「ふぁうっ……」
「キスは唇だけで良いの?体にはして欲しくない?ここは?」
「んっ……!!」
「感じちゃうんだね」
薄いシャツの上から胸の突起を軽くつまむとあからさまにびくりと肩が跳ねる。
「それじゃあここは欲しくない?」
「ひぁん」
「やっぱり感じちゃうんだね。可愛い体……。あんまり反応するとオレまで感じちゃうから勘弁して」
下半身の膨らみをするりと撫でて羽恋の興奮を限界まで煽る。
「ほしぃ……なおきが欲しいっ……羽恋、なおきといっぱいぐちゃぐちゃになりたい」
「良くできました」
「ふぁ?えへへっ」
ぴろり〜ん
「ななななんだよ今の」
「羽恋があまりにも可愛いからついつい。えっちな事言う羽恋も可愛いかったから……。もう一回言って」
「嫌だ!!」
「ねぇお願い。いっぱいぐちゃぐちゃにしてあげるから」
「……どれ位?」
「いっぱいはいっぱいだよ。羽恋に沢山あんあん言わせてあげる。体力が続く限りずーっと一緒にぐちゃぐちゃ」
「あうぅ……そんな事したら死んじゃいそうだな」
何を想像したのかさらに赤面。
すかさずぴろり〜ん。
それにふくれた様子をさらにぴろりろり〜ん。
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