とある隠れ変態の物語

□盛ったやつ、ナイスとか思ってないんだからっ
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「真田、鼻の下伸びてるぞ。舞亜可愛いもんなぁあ?」
「へ?……いやいや、あなたには言われたくないですよ」
「えー」
「…………」
相変わらず子供みたいな発言をしまくる志摩先生。
まぁ、好きなんけどね。……こんな事絶対言わないけど!!
あれから羽恋はすぐに寝ちゃった。オレの自制心は何とかかんとか間に合ったよ。……ギリギリだったけどね。
志摩先生の手元にある体調確認用紙には、目立ってやばそうな所は無い。あえて言うなら、昼にいちごのジャムパン一個しか食べてない所だけ。確かにそれは気になってたんだけど。
やっぱり体調悪かったんだ。早く気付けば良かったって思っても手遅れだけど……。
「なぁ真田」
「はい?」
「媚薬もられちゃった場合どうすれば良いんだろうな?」
「ぶっ!!」
ちょっと、ちょっとちょっと!!!!
「何かさっきからそわそわしてるとは思ってたんですけど……まじですか?」
「おうおう、本気と書いてまじた」
……どうしよう。それってつまり志摩先生が淫らになるって事だよね?
もんもんとオレがやましい事を考えてる間にも体に熱が帯びてきて。
「どうすんですか」
「どうすっかなー」
どうすっかなー、じゃ無いですよ!!!!何でそんな呑気なんですか貴方は。
貴方が淫らになるって事はオレの自制心が外れるって事なんですよ?!何とかして下さいいいい!!!!
「にしても何で媚薬なんてもられたんですか?」
「……んー、分からん。今までにも何度かあったんだけどな。それでも耐えられる程度のもんだった。でも……」
「で、でも?」
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