とある隠れ変態の物語

□羽恋はやっぱり可愛いよね。
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「尚輝っ、怒っちゃうぞ」
「羽恋が怒っても可愛いだけだもーん」
あぁ楽しい。羽恋ファンの視線も廊下の視線も痛いけど、楽しいものは楽しいんだよねぇ。
「ふーんだっ」
「ふふっ。――ねぇ羽恋?」
「何だ?」
「土曜日、遊ぼっか」
「ん……んむ、分かった」
教室と廊下の騒がしさはこの際無視無視。
今オレが考えられるのは、羽恋の事だけだもーん、なんてね。
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