とある隠れ変態の物語

□盛ったやつ、ナイスとか思ってないんだからっ
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「今回は無理そうだ……」
羽恋が寝ている所の逆にあるベットに腰を下ろしていた志摩先生とオレ。こてん、と体を傾けられたら必然的にオレの肩によりかかる事になる訳で。
「っ……」
どうしよう。ねぇどうしよう。どうしろって?耐えろって?
無理だよ、そんなん。
とくん、とくんと心臓が高鳴っていく。
はぁ……。もう、なるようになってよ。
て事で。
「っ?っ真田??」
急に視界が横になったからか志摩先生が珍しく動転する。
「横になってた方が良いと思います。オレももられた事あって。そん時はとりあえず横になって気持ちを落ち着けたんで」
「なるほど……ぎゅうっ」
「はい?!?!」
「いいだろ?ぎゅう、位」
にしても刺激が強すぎるけどね!!
そのまますりすりしてくるこの人はもうなんて言うか……。
オレには先生に見えなくなってきた。何て表現すれば良いか、分かんないけど。
すっごい、いじらしい。
「っ……ん、」
「ちょ、大丈夫ですか?」
大丈夫、じゃない、かも?
オレの腰に抱きつきながら、初めて余裕が無いって言った。て事はね?
まじで限界が近いんだと思う。
「さ、なだっ……どうしよ…どうしよお……」
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