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□ある日の出来事
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*やまね視点*


今日も良い天気だな〜
日向ぼっこには
もってこいだ
僕は家のロビーで
外を眺めていた


「〜♪〜〜♪〜♪」

「おい」

「ん?...なんだ帽子屋か
僕に何か用?」

僕が気分よく鼻歌を
歌っていると
いきなり後ろから
不機嫌な帽子屋の声がした

「鼻歌がうるさい
静かにしてくれ」

「ムカッ)...だったら
帽子屋が別の場所に
行けば?
僕が最初此処にいたんだし」

相変わらずむかつく奴!!
僕は帽子屋の態度に
腹を立て嫌みを言ってやった

「ほぅ、俺に逆らうのか?」

「残念だけど
僕は他の奴らみたいに
君の脅しに乗る気はないよ」

僕が悪意をついていると
帽子屋が段々と近づいてきた

「なにさ
やれるもんならやれば?
僕は簡単には(ガシ

「え?」

僕が無視して話し続けると
帽子屋がいきなり
僕の頭を両手で掴んだ

「ど突きでもするつもり?
僕これでも頭堅い方なんだ」

「残念だな
そんなつまらない事を
するつもりはない」

「は?
じゃあ一体何を..」

(バサ

「ちょ!僕の帽子!!
返しなよ!!」

僕は予想しなかった行動に
焦りながら帽子を
奪い返そうと手を伸ばした

「へぇ
ねずみの耳って
こうなってるんだな
初めてみた」

「!!!!!
み、見ないでよ!!
それより早く僕の帽子を!」

「まぁまぁ」

そう言うと帽子屋は
僕の帽子を
部屋の隅っこに投げた


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