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□ドSの弱点
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「は〜暇だな〜
なんか面白い事ないかな
せっかくの晴れなのに
真琴はアリスと出掛けちゃうし」

「...何つまらなそうな顔してるんだ」

「ん..ああ帽子屋か
いや、今日晴れてるから
真琴と一緒に
出掛けようと思ったのにさ
真琴、アリスと一緒に
買い物に行っちゃって」

「お前と遊んでたら
あいつも疲れるだろーからな」

「な!!
それどういう意味だよ!!」

「どうもこうも
そのままの意味だ」

「シャーー!!
帽子屋、お前最近
やまねに似てきたぞ!!」

「おい、
俺をあんなねずみと一緒にするな」

「フンッ
あー暇だな〜」

「俺が遊んでやろうか?」

「...子供扱いするな!!」

「なんだよ、親切で言ってやってるんだ」

顔がにやけてる..

「ふぅ、それにしても
あいつらが来てから
よくモンスターが出るようになったものだ」

帽子屋は疲れているのか
自分で肩をマッサージしていた

「帽子屋疲れてるの?」

「ん?...まぁ少しだけな」

「ふーん....
帽子屋も結構年なんだな!」

「は?...なんでそうなる」

「だってあんなモンスター倒しただけで
そんなに疲れたんだろ?」

「..まあ、そうだな」

「マッサージしてやってもいいけど?」

「...」

帽子屋はそうとう驚いたのか
口を開けたまま
俺の方を間抜け面で見てきた

「..いや、遠慮しておく」

「なんでだよー」

「お前、マッサージへたそうだし」

「な!
これでも白うさぎとかに
してやってるんだからな!!」

「うさぎちゃんも可哀想に」

「な!なんだとー!!」

「...フッ
いいぜ別に」

「何が?」

「マッサージ..してみろよ
その代わり下手だったら
俺もお前に
同じようにマッサージしてやるよ」

「なんだよその言い方!!
本当にむかつくやつだな!!」

「んだよ、
やるのか、やんねーのか?」

「....うっ
くっそー!絶対に見返してやるからな!!
うまかったらチョコくれよ」

「ああ、いいぜ別に
あげることはかなり低い確率
だろうからな」

「シャーー!!」

「ほら、さっさとしろ」

帽子屋は、椅子の上にうつ伏せで
横になると偉そうにえばってきた

「そんな事言ってられるの
今のうちだからな!!」

俺は帽子屋の腰あたりに座り込み
肩からマッサージを始めた

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