小説投稿場

皆さんの書いた3Rの出てくるGE小説(パロディやらR-15)を投稿して下さい!

※注意※
R-18のグロやらホラーは大丈夫ですが、あの…その、そっち系はピュアな奴とかいそうなんで禁止です←

3Rの中でCP組ませるのは禁止ですよ←
僕は別に構わないけど、後の二人は何て言うかわからんしw

3R×キャラ(勿論逆も)のCPなら許しますよ!

((3R本人達も小説書き込み可能))
学パロやら、現実パロやらもオッケーですよ!

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06/08(Fri) 17:00
自分。<3>
水刻 狼旋/蝋燭

かなーりお久しぶりな小説。
名前が俺だけ漢字表記なのは「ろうせん」は一発で「狼旋」になるけどリアン、レイジは一発変換でカタカナになるってだけです。
特に深い意味はないっす。
何言ってるんだ俺。
あ、今回微妙にGEBのネタバレあるけどまさか大丈夫だよね・・・?
いろいろと設定弄繰り回してるんで違和感あったらゴメンなさい。いまさらだけど。
―――――――――――


気がつくと、そこは先程まで三人がヴァジュラと死闘を繰り広げていた市街地跡だった。
狼旋も、リアンも、レイジも、化け物がいた筈の空間を睨んでいたが、そこにはただいつもどおりの廃墟が佇んでいるだけだった。
「今の・・・見たよ、な・・・?」
レイジが呟く。彼にしては珍しく言葉がハッキリしていなかった。
「うん・・・僕、まだ痛いし・・・」
と、既に普通に歩けているリアンが言う。
対する狼旋はまだ神機を杖にしないと立つことすらできない。
狼旋が弱いのではなく、リアンがタフなだけである。
「俺、撃たれた・・・よな・・・?」
狼旋が問いかけるも、答えは返ってこない。
「化け物と戦って、何があったんだっけ・・・?」
リアンは既に忘れかけているようだった。
が、それはレイジにも、狼旋にも言えた。
不思議なことに、化け物に撃たれた瞬間、正確には化け物が弓を撃った瞬間からの記憶が、異様なほどに薄い。
まるで夢を見ていたようだ。
そのとき、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「お前ら、大丈夫か!!」
リンドウだ。右手は神機の、チェーンソーの様に変形させてある。
あの事件以後、ほぼ新型と同じ性能の武器を手に入れた彼だが普段は剣、特にチェーンソーの形状が落ち着くらしい。
駆け寄ったリンドウは三人を見て呟く。
「・・・クソッ」
「え、何かありましたか・・・?」
「・・・いや、なんでもない。それより無事で何よりなんだが・・・あー、負傷者は狼旋だけか?」
「いや、一応リアンも・・・」
レイジが苦笑を浮かべながら答える。
「ええ、腹をドスッっと一突き」
笑いながらリアンが続ける。
やはり今の彼女を見て、負傷者と思う者は居ないだろう。
「まったく、呆れたやつだ・・・」
左手で頭を掻きながら、それでも嬉しそうに後方を右手―正確には紅いチェーンソーだが―で指差す。
「とにかく護送車を連れてきたから乗れ。一応メディカルチェックってヤツだ」

気がつくと、病室のベッドの上だった。
枕元の時計は既に夜の八時を指している。
榊に「しばらく寝るといいよ」と言われ、ほんの三十分ほど眠ったつもりだったが、優に五時間は寝ていた計算になる。
メディカルチェックの結果、俺は肋骨が二本折れており、リアンは打撲ですんだようだった。
レイジは当然のごとく無傷で、ツバキからは「敵を倒そうと意気込むのはいいが、少しはレイジを見習え」と叱られてしまった。
いくらゴッドイーターといえど、骨が折れては戦えない。・・・否、正確には戦えるかもしれないが、それでは生き延びることはできない。
丁度いい機会だし、この際レイジには悪いが羽を伸ばさせてもらおうと思っていたところだった。
先程レイジに俺の部屋から持ってきてもらった小説を手に取る。
しおりを挟んでいたページを開き、何処まで読んだかと記憶と文章を照らし合わせていたときだった。
「よう、元気そうだな」
リンドウがビニール袋を抱えながら病室に入ってくる。
ビニールには何か缶飲料が入っているのだろうか、ガラガラと音がする。
「見舞いにきてやったぞ、調子はどうだ?」
「良かったらここにいないっすよ」
「そのとおり、だな」
二人で笑いあう。勿論今の自分が声を挙げて笑うのは自殺行為なのでできるだけ声は出さないよう堪えているが。
笑いあったあと、リンドウは突然深刻な顔つきになった。
「気を、確かに持てよ」
「・・・?」
意味が分からなかった。別に俺は肋骨が折れただけで精神は壊れていないが・・・
リンドウはそのまま、無言で病室を出て行った。
気を、確かに・・・?




その日、リンドウが三人を救出に行く三十分ほど前。
極東支部では、臨時の極秘会議が行われていた。

PC
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