小説投稿場

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R-18のグロやらホラーは大丈夫ですが、あの…その、そっち系はピュアな奴とかいそうなんで禁止です←

3Rの中でCP組ませるのは禁止ですよ←
僕は別に構わないけど、後の二人は何て言うかわからんしw

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07/21(Sat) 18:19
自分。<4>
水刻狼旋/蝋燭

狼旋です。
なんつーか、もう・・・

ま え が き と か も う め ん ど く さ く な っ て き た 。


今回暇だったんで長めです
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支部長室に置かれた机と、それを囲む三つの人影。
一人は深刻な顔つきで手を組み、また一人は煙草をふかし、もう一人はここは禁煙だ、とでも言いたげな眼差しで彼を見つめる。
「で、今回の用件は何ですか姉上」
沈黙を破ったのはリンドウであった。
二人の深刻な顔も気にせず、椅子に踏ん反り返って煙草を吸うその姿は、傍から見れば滑稽にも見えた。
「・・・ヤツが、現れたみたいだよ」
答えたのは尋ねられた方ではなく、机の上で手を組合わせていた榊だった。
「それも、あの新型三人組の前に」
リンドウを睨んでいたツバキの目が、曇る。
「ヤツ、というと、本部からの・・・?」
「ああ。至急、対策を練らねばならない」
そんな榊の言葉を無視、リンドウは椅子を蹴るようにして立ち上がる。
「リンドウ!何処へ行く!」
「決まってるでしょう、あいつ等を助けに行くんです!」
言い終わるかどうか、という内にリンドウは部屋を出てしまった。
ツバキは怪訝そうにこめかみのあたりを押さえたが、榊は何の表情も浮かべていなかった。―様に見えた。

リンドウが部屋を出て間もなく、ツバキが口を開いた。
「仕方がありません。私たちだけで対策を・・・」
「対策、ね・・・」
榊は背凭れにもたれ掛かり、天井を仰ぐ。
「対策といっても、奴相手になにができるのか・・・」
ふう、と息をついて、榊が真剣な顔つきになる。
「まあ、やってみよう。吉と出るか、凶と出るか。神様と運試しだね」



気を、確かに。
リンドウが言ったその言葉が、妙に心に引っかかる。
電灯が消され、真っ暗になった病室のベッドで、狼旋はただただ天井を見つめていた。
ふと、枕元の時計を覗き込む。
午前2時。既に真夜中である。
眠気は無いが、かといって動くわけにもいかず、ただ時間が過ぎてゆくばかりであった。
昼間に寝すぎたのだろうか。この分では明日の夜まで眠れそうに無い。そう思って
然し、眠気というものはいつも唐突にやってくるものだった。

その頃、極東支部内のリアンの部屋。
「うう・・・ああ・・・あああっっ!!」
布団を跳ね除けるようにして飛び起きるリアン。
呼吸は乱れ、顔は真っ青であった。
そして、その血の気の抜けた顔には、一筋の涙が流れていた。
(・・・何?)
とても恐ろしく、悲しいことがあったのは覚えている。
然しそれも、起きると同時に記憶から無くなっていた。
(夢・・・?)
夢でも見たのだろうか。
そうだ、そうに違いない、と自分をなだめ、彼女は再び目を閉じた。
その後、朝まで彼女が起きることは無かった。

「さて、と」
狼旋、リアンが抜け、単身での任務が多くなったレイジは、今日もまた部屋で報告書をまとめていた。
机でトントン、と整え、クリアファイルに挟み立ち上がる。
そして、ドアノブに手をかけた、その時。
「・・・ッ!?」
こめかみに、一瞬の鋭い痛み。
針で刺されるような痛みで、よくある頭痛とはまた違っていた。
危うくファイルを落としそうになったが、痛みは一瞬だったので堪えることができた。
「・・・疲れてるのか・・・?」
榊に診てもらおうか、という考えがよぎったが、明日は非番だし、休めばどうにかなる、と思いそれはやめておいた。
唯でさえ人員の少ないこの職場で、さらにエース二人が抜けているのだ。そこで自分が疲れたの何だので脱落するわけにはいかない。
まあ、明日はゆっくり休ませてもらおう。
再びドアノブに手をかけ、レイジは部屋を出た。


負傷してから一週間。リアンはとっくに回復し、もう出撃しているとのことだった。
対する狼旋は、というと。
「・・・あの、博士・・・?」
目の前で楽しげ機械を弄る榊に、狼旋が尋ねる。
「これは、一体どういう・・・」
「ん〜?」
機械を弄る手を止め、ニッコリと笑いながら振り返る榊。
「どうせなら、この際新型の調査を進めようと思ってね。何しろ新型に関する情報のほとんどを本部は隠したままだからねぇ」
「そ、それならここまでする必要は・・・」
狼旋が今施されている調査は、過去の医療技術にあったCTスキャンのようなものであったが、何しろ長い。
実験の意図も説明されないまま、もう二時間以上機械の中を行ったりきたりしている。
機械の中ではすさまじい不快音がするのだが、もうすっかり慣れてしまった。
「いやいや、新型の中でも君たちはトップクラスの力だからね、何か秘密があるのかもしれないよ?」
「そ、そんな・・・」
榊の顔は機械で隠れて狼旋には見えなかったが、そこにはいつもの意地の悪い笑みが浮かんでいることが用意に想像できた。
が、それは違っていた。
モニターを眺める榊の顔は、いつに無く真剣で、若干焦っているように見えた。
(やはり、何も出ない、か・・・)

数時間後、やっと開放された狼旋を見送り、榊は自分の研究室に戻る。
今回のデータでは、使い物にならない。
何か、確証がほしい。
あの日のミッション履歴。
観測班の証言。
狼旋、リアンの傷。
調べられるものは、徹底的に調べ上げている。
それでも、有効な情報は絶望的に少ない。少なすぎる。
「こんな手段は使いたくなかったんだけど・・・仕方ない、か」
榊はパソコンに向かい、何かをし始めた。
数時間後、画面に写るは本部の機密情報。

――ハッキングしたのだ。本部のコンピュータを。
今まで本部が隠蔽していたあらゆる情報が、榊のコンピュータへと流れ込む。
(これでもう、後には引けないな・・・)
榊は、この研究で自身の研究者人生に幕を下ろす覚悟を決めた。


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いまさらだけど、大丈夫なんだろうかこの小説・・・

PC
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