小説投稿場

皆さんの書いた3Rの出てくるGE小説(パロディやらR-15)を投稿して下さい!

※注意※
R-18のグロやらホラーは大丈夫ですが、あの…その、そっち系はピュアな奴とかいそうなんで禁止です←

3Rの中でCP組ませるのは禁止ですよ←
僕は別に構わないけど、後の二人は何て言うかわからんしw

3R×キャラ(勿論逆も)のCPなら許しますよ!

((3R本人達も小説書き込み可能))
学パロやら、現実パロやらもオッケーですよ!

皆さんの投稿お待ちしてます!

[レス書込]

05/25(Sat) 19:37
自分。<13>
水刻狼旋

その夜、狼旋は一人部屋で夜風に吹かれていた。
リアンは言うまでもなく、あのレイジにすら鬱と見られる症状が現れている。
なのに、何故自分には何も起きないのか。
リアンのように悪夢を見るわけでもなく、レイジのように幻覚が見えるというわけでもない。
思い悩むことは増えたが、そんなことは別に今に始まったわけではない。
自ら命を絶つ。聊か信じられない榊の言葉が頭を離れない。
榊も詳しくは言わなかったが、なんとなくその言葉が指す意味は解った。そして、それに最も近くに居るのはリアンであろうことも。
・・・不甲斐ないな、と自分でも思う。自分と同じ立場にある仲間が苦しみもがいているのに、自分は何も出来ないどころか共に苦しむことも無い。
ふっ、と自嘲の笑みが漏れる。
「夜更かししてると、ツバキさんに叱られてしまうな」
そう呟くと、彼はベッドに潜り込んだ。


翌朝。
榊が直々に頼みたいことがある、というので、三人は榊の研究室に集まっていた。
「・・・へえ、よく集まったね。昨日は皆部屋から出てこなかったそうだから、てっきり誰も来ないかと思っていたけれど」
結局あの後、狼旋も自室に戻ったのだった。
鬱とか、そんなのではない。あの場の空気に耐え切れなかっただけだ。
既にリアンにはアリサの事故の一件以上に噂が立っているし、それはレイジとて例外ではない。
そんな場にはたとえ正常なものであっても居ることは耐えられないだろう。
「それで、依頼なんだけどね」


かつて都市であったはずの荒野。
そこに再び『神』が降臨していた。

PC
[削除]


[戻る]
[レス書込]
[TOPへ]



©フォレストページ